【プログラミングを始める】なぜJavaScriptで始めるのか?
プログラム言語は数多く存在する。 はじめてプログラミングの学習を始める方は、 「どの言語を学習しようかな?」と思慮するだろう。 その思慮は当然である。右も左も分からない状態では、 「言語を選択する」という事は、重大な決断である。 どれも難しそうに見えるし、なぜ沢山の言語が存在するのか疑問に思うかもしれない。
ここで、プログラミング言語を選択するための判断材料を掲載する。 学習するプログラミング言語を選択する際、さまざまな指標がある。
- 容易に習得可能である
- 学習していて楽しい
- 将来性がある
これらの指標が、言語を選択するための判断材料になるだろう。 簡単に習得できなければ学習は続かないし、 楽しくなければ学習は続かないし、 将来性がなければ、勉強する意味がない。 では、JavaScriptはどうだろうか?この指標で好評価を獲得できるだろうか? この指標でJavaScriptを判断する。
指標 | 評価 |
容易に習得可能である | 容易に習得できる言語はない |
学習していて楽しい | 学習というのはそもそもツライ |
将来性がある | 将来の事は誰も分からない |
まず、「容易に習得可能である」という指標であるが、 そもそも容易に習得できる言語はない。 どの言語も、つきつめれば多大な労力を必要とする。JavaScriptも例外ではない。 ただ、JavaScriptは比較的小さな労力で、ある程度のアプリを作る事ができる。 もし無責任な事を言う権利を持っているなら、 「JavaScriptは比較的習得する労力が小さい」と言うだろう。 つぎに、「学習していて楽しい」という指標であるが、 やはり勉強は大変である。けっこう大変である。大変。 しかし、もし無責任な事を言う権利を持っているなら、 「JavaScriptは比較的楽しい」と言うだろう。 最後の「将来性がある」という指標であるが、将来の事は誰も分からない。 大人たる者、無責任にも「将来性がある」などとは言わない。
JavaScriptの学習の特徴
プログラミングを始める際、JavaScriptを最初の言語に選択するのは悪くないし、 私は大いに推奨する。 JavaScriptは他の言語と比較して、学習が楽しい。 なぜなら、書いたプログラムの実行結果が、目に見える形で現れるからである。 JavaScriptでは、Webブラウザを利用して学習を進める。 テキストエディタにプログラムを書く。そしてWebブラウザで実行する。 プログラムを実行した結果、Webブラウザの画面が変化する。 ここで、自分が書いたプログラムの成果を確認できる。 そして、プログラムを書く醍醐味を味わう事ができる。 なにごとも、楽しくなければ続かない。JavaScriptは「楽しい」という点が長所である。
「JavaScriptは簡単か?」という問いには、答えるのが難しい。 JavaScriptに限らず、つきつめればどの言語も難しい。 しかし多言語と比較して、JavaScriptは比較的学習時間が少なくても、 それなりのプログラムを組む事ができる。 この点は、プログラミングを始める方にとって、非常に重要だと思う。
「JavaScriptは将来性があるか?」という問いには、答えない。 将来の事は、本当に誰も何もわからない。
JavaScriptを始めよう!!
次回からJavaScriptの学習を始める。 用意するものは、次の通りである。
JavaScriptの学習は、 Webブラウザを利用する。 そのため、Webブラウザを用意する必要がある。 つぎに、テキストエディタが必要である。 ご利用されているPCに付属しているテキストエディタを利用しても問題ない。
テキストエディタにJavaScriptのプログラムを記述して、 そのプログラムをWebブラウザ上で実行する。 そのため、Webブラウザとテキストエディタは必須である。 本講座は以上とする。